サルやシカ等の野生動物にエサを与えない!野生動物が人慣れしたり、餌付くことで農林業被害の増大や生態系バランスの崩壊、行動の異常化が起こります。野生動物に絶対にエサを与えてはいけません。*特に野生のヤクザルにエサをやることは町の条例で厳しく禁止されています。違反した場合は5万円の罰金が科せられます。ウミガメ観察ルールガイド永田ウミガメ連絡協議会5を世界に紹介しました。ウィルソン株の名はこのウィルソン博士の名にちなんで名づけられたものです。縄文杉は、凸凹の激しい奇異な外観のために江戸時代には価値のないものとされ、当時行われた大量伐採を生き延びました。樹齢は2000年から7200年と推測されていますが、中心部が空洞になっているために、より正確な年代測定は困難です。 1996年には、訪問者の増加による踏圧から縄文杉を守るため木製の展望デッキが建てられました。紀元杉 樹 高 : 20.3m 胸高周囲 : 12.8m 推定樹齢 : 3000年 標 高 : 1,226m 位 置 : 安房林道沿い 紀元杉の先端は枯れていますが、下側から見るとまだまだ元気に見えます。多くの着生植物と共存しており、ヤクシマシャクナゲやナナカマドなどが季節毎に見事な花を咲かせています。ウィルソン株 切り口周囲 : 13.8m 推定樹齢 : 2000年 標 高 : 1,050m 位 置 : 大株歩道沿いウィルソン株というのは、300年程前に伐採された巨大な屋久杉の切り残された部分(切り株)です。 切り株の中は大きな空洞になっており、そこに泉が湧いています。傍らにはウィルソン株の子孫である3本の小杉が育っており、伐採された後に次世代の屋久杉が育つ切り株更新の好例となっています。イギリス人の植物学者であるE.H.ウィルソン博士は、屋久杉を調査し、縄文杉の発見より52年も早くこの大きな切り株(学名 : Macaca fuscata yakui)(学名 : Cervus nippon yakushimae)また、浜辺への訪問者の踏圧により産卵巣上の砂が固められ、孵化した子ガメが砂から這い出すことが難しくなってしまうという問題もあげられます。このため、現在永田浜は産卵と孵化の時期には保護されています。 永田浜への夜間立ち入り制限期間が設けられています・・・5月1日〜9月30日(20:00‒翌朝05:00) *産卵期の5月10日から7月15日、永田ウミガメ連絡協議会は永田浜への無秩序な立ち入りや混雑を避けるためにウミガメ観察会を行っています。ウミガメ産卵の様子をご覧になりたい 方は、事前予約が必要となります。☝ウミガメ保護のために永田浜ウミガメ観察ルールが設けられていますので、訪問者は必ず従ってください。ウミガメの捕獲及び卵の採取は鹿児島県の条例により原則禁止されており、違反者は罰せられます。Yakushima& KuchinoerabujimaGuide屋久島の動物たち縄文杉 樹 高 : 22.2m 胸高周囲 : 16.1m 推定樹齢 : 2000年−7200年 標 高 : 1,328m 位 置 : 大株歩道沿い 縄文杉は、幹回りが16.1mもある最大の屋久杉で日本最大でもあります。その背が低くずんぐりとした樹形は、高山地帯での過酷な環境下に育つ屋久杉の特徴をよく表しています。ヤクシマザル ヤクシマザル(通称ヤクザル)はニホンザルの亜種で、体が小さく、長い体毛を持つのが特徴です。島内全域で見ることができますが、特に食料が豊富な西部林道の照葉樹林などで多く見られます。ヤクザルを観察する際には、邪魔をしないように距離を保ちましょう。ヤクシカ愛くるしい瞳と小さな体を持つヤクシカは、ニホンジカの亜種です。生息分布は島内の広範囲に及び、標高1,000m以上のスギ林や沿岸部、西部林道や人里でさえも容易に見ることができます。ウミガメ屋久島は日本一のウミガメ産卵地であり、永田浜は北太平洋最大のアカウミガメの産卵地です。残念ながら、屋久島のウミガメの生態系は浜への訪問者の増加により影響を受けています。多くのウミガメは、光や人の気配を感じると上陸を避けてしまうためです。
元のページ ../index.html#7