登山情報

屋久島で登山をされる方は、必ず登山届を出してください。

世界自然遺産屋久島の特徴は、豊かな自然に包まれた山岳と渓谷、樹齢数千年の屋久杉原生林、亜熱帯から亜寒帯までの植生の垂直分布や、豊富な昆虫類などであり、学術的にも非常に貴重なものです。近年登山客は増加の一途をたどっていますが、一部の心ない人々によって、島の自然が破壊されつつあります。
貴重な自然を永久に残すよう、ひとりひとりが心がけるとともに、ゴミも含めて、山に持っていったものは全て必ず持ち帰りましょう。

 ◆◆◆ 重要なお知らせ ◆◆◆

◇ 縄文杉荒川登山口車両乗入れ規制について

山岳部への過剰な車両の乗入れによる環境負荷の軽減と混雑緩和のため、荒川登山口への乗入れが終日規制されます。マイカー・レンタカー・二輪車を利用される方は、屋久杉自然館前の駐車場に停め、シャトルバス(有料)をご利用ください。貸切バス・タクシーは通行できますが、これらを利用される方は荒川ルート利用券をご購入ください。

  • 【規制期間】 3月1日~11月30日
  • 【規制時間】 終日(荒川三叉路にてゲート設置)
  • 【規制場所】 町道荒川線入口(荒川三叉路) 〜 荒川登山口

※詳細については屋久島山岳部車両運行対策協議会ホームページをご覧ください。

登山する前に知っておきたいこと

 ◆ 概 要

屋久島は周囲132kmのほぼ円形の島で、九州の最高峰の宮之浦岳(1,936m)をはじめ、永田岳(1,886m)、黒味岳(1,831m)など、1,000mを超える山々が40座以上も連なる洋上アルプスです。

 ◆ 気 象

降雨量は年間山間部では、8,000ミリから10,000ミリにも達し、冬期は標高800m付近からは積雪が見られます。雪は湿性のベタ雪で濡れやすく、ワカン・アイゼン・ピッケル等の装備が必要です。山頂部の気温は、海に近い人の暮らす町周辺より10〜20度低く、冬期には氷点下10〜15度まで下がり、気温・天候の変化も激しいです。

 ◆ 登山道

登山道および道標の整備はできていますが、以前利用されていた歩道でもその後廃道となっている部分もありますので注意してください。冬期は積雪や濃霧により道を失うこともあります。
万が一道に迷ったら、滝が多く危険なので沢に出ず、尾根づたいに下るのが安全です。

 ◆ 装 備

シュラフ、テント(夏期はツェルトでもよい)、雨具、炊事用具、食糧等を携行してください。雨具は安全なものを携行し、天候の急変に備え、ラジオを携帯してください。食糧調達は現地(町にある店舗など)でできます。
山では、携帯電話が使える場所(縄文杉周辺、高塚小屋周辺、ウィルソン株、宮の浦頂上等)がありますので、携帯電話を持参すると便利です。

 ◆ 登山届(こちらからダウンロードできます)

入山の際には、必ず届出を屋久島町役場、警察署、交番、駐在所、空港、観光案内所、船内のいずれかに提出してください。遭難等の事故が多発しています。遭難時における捜索費用は全額自己負担となりますので,ご了承ください)
※最近の遭難事故の詳細ページ

 ◆ 登山上のマナー

  • 植物を大切に
    屋久島には学術上貴重な動植物が数多く生息しています。一本の植物、一匹の虫が屋久島の生態系を維持し、自然景観を保っています。国立公園内での動植物の採集は禁止されています。絶対にやめましょう。
  • ゴミは必ず持ち帰る
    ゴミは山に捨てずに持ち帰りましょう。入山する際は、残飯やティッシュを持ち帰る袋を必ず用意し、すべて持ち帰り、町の宿泊施設などにお願いし、分別の上捨ててください
  • 山の水を汚さない
    水場周辺での排尿・排便行為や、水場で食器を洗うことは水質汚染につながります。トイレは決まった場所で、食器は水場で洗わず、すべて紙で拭き取り持ち帰ってください。
  • 野営・焚き火をしない
    山中の野営は禁止されています。必ず避難小屋をご利用ください。また、山中で焚き火をすることは火事の原因になりますので、絶対にやめてください。

 

避難小屋
 名称  収容人数  建築構造  標高
 白谷山荘  60名  鉄筋コンクリート   825m
 高塚小屋  20名  ブロック造  1,330m
 新高塚小屋  40名  木造  1,460m
 鹿之沢小屋  20名  石造  1,550m
 淀川小屋  40名  木造  1,380m
 石塚小屋  20名  ブロック造  1,600m

避難小屋は無料ですが、無人小屋のため、自炊設備も電話もありません。5月の連休や夏休み期間中は非常に混み合います。譲り合って使用してください。なお、残飯やゴミはすべて持ち帰ってください。

  • ペットを持ち込まない
    貴重な生態系に重大な悪影響(伝染病など)を与える恐れがあります。ほかの登山客の迷惑にもなりますので、ペットの持ち込みはやめてください。
  • サルやシカに餌を与えない
    野生動物は野生の状態のままが一番幸せです。人間が餌を与えると野生の本能を失うととともに、人間の食べ物の味を覚えてしまい、農作物への被害を引き起こすきっかけになります。また、人に慣れたサルは危険なので絶対に近づかないでください。
  • 用便は必ずトイレで行ってください
    用便は必ずトイレで行ない、できるかぎり登山前にすませてください。山中のトイレ清掃はとても大変な作業です。清掃の支障となる衣類、生理用品、ビニール袋などの水に溶けないものは決してトイレ内に捨てないでください。できるだけ水に分解しやすいトイレットペーパーや水溶性ティッシュをしようしてください。
山岳トイレ
 荒川ルート  荒川登山口・小杉谷付近・大株歩道入口・高塚避難小屋・新高塚避難小屋
 淀川ルート  ヤクスギランド入口・淀川登山口・淀川避難小屋
 楠川白谷ルート  白谷雲水峡・白谷避難小屋
 その他  鹿之沢避難小屋・石塚避難小屋

緊急時の連絡先

警察署,医療機関などの情報はこちらに掲載されています。ご確認ください。
なお、旅行に関するお問合せ先は、

 連絡先  電話番号
 屋久島観光協会事務局  0997-49-4010
 屋久島観光案内所/宮之浦  0997-42-1019
 屋久島観光案内所/安房  0997-46-2333
 屋久島町役場商工観光課  0997-43-5900

 代表的な登山コース

屋久島町の代表的な登山コースはこちらをごらんください。
「屋久島山岳利用対策協議会」のまとめた「登山者のための 屋久島マナーガイド」に、注意事項や登山コースなどが詳しく掲載されていますので、ご希望の方は以下へご連絡ください。
お問い合わせ:鹿児島県環境生活部環境保護課(099-286-2111 内線2618)
登山への不安がある方や屋久島の動植物や歴史などの詳しい話を聞きながらの登山を希望される方は、島内のガイドの方々との登山をおすすめします。
ガイド情報については、屋久島観光協会のサイトをご覧ください。

 観光情報 屋久島観光協会提供