世界遺産学習全国サミットin屋久島を開催しました〈2022年9月6日更新〉
世界自然遺産の島 屋久島から これからの世界を考えよう
~ 2030年に向けて、共に歩もう ~
第12回世界遺産学習全国サミットin屋久島開催
第12回世界遺産学習全国サミットin屋久島は、当初、1日目を「屋久島から学ぶ日」、2日目を「屋久島を体感する日」、3日目を「共に思いを広げる日」として計画していましたが、オミクロン株の拡大を受け、屋久島町と全国の参加者とをオンラインでつなぎ、現地参集の数を少なくしたハイブリット型で実施しました。
サミット1日目は、安房小・永田小・八幡小の3校がこれまでに活動を発表したり、活動を通して学んだことをこれから自分の生活にどう生かしていくか宣言したりする子供たちの姿がありました。
他校の発表を視聴 永田小児童 |
活動を発表 八幡小児童 |
行動宣言を発表 永田小児童 |
他校の発表を視聴 八幡小児童 |
他の発表に質問 安房小学校 |
行動宣言を発表 安房小児童 |
また、岳南中では、探究・発信型学習として、SDGsの17の目標を基に「過去・現在・未来」の観点から調べ、まとめたことをポスターセッション形式で全国の参加者や生徒間で発表しました。
オンラインで視聴した、京都市教育委員会の指導主事から「屋久島の特産物にはどんなものがありますか」の質問があり、生徒が屋久島の特産品について返答するやり取りもあり、ICTを活用した新たな活動の様子も垣間見ることができました。
ポスターセッション① 岳南中生徒 |
ポスターセッション② 岳南中生徒 |
ポスターセッション③ 岳南中生徒 |
授業後に開催された交流会では、屋久島型ESDのこれまでの取組を各担任が説明したり、本町が委嘱するESDアドバイザー(屋久島環境文化研修センター 小薗さん、福元さん、中村さん)らの実践の紹介があったり、ESDグローバルアドバイザー(杉下さん)らの学校との連携やこれまでの取り組みについて説明したりしました。
また、オンライン上で参加した全国の教育関係者からも多くの質問が寄せられ充実した交流会となりました。
ESDアドバイザー福元さんの発表 |
2日目は中止となりましたが記念講演を実施していただいた長谷部葉子先生とゼミ生の3名(小檜山さん、森さん、後藤さん)の皆様が、三日目のオンラインによるチャットを活用したポスターセッションを立案していただきました。コロナ下のサミットを成功に向けて多大な御協力をいただきました。
検討を重ねる長谷部葉子先生とゼミ生 |
3日目は、サミット最終日「共に思いを広げる日」として、午前中に、町内外の先生や教育関係者、屋久島高等学校普通科環境コースの生徒による発表、二日目に検討していただいた研究ゼミ生3名による新たな形式でのポスターセッションオンラインで参加した各小・中学校の子供たちが、各校の取組のよさをチャットで伝え、大盛り上がりとなりました。
チャットを活用したポスターセッション |
||
取り組み発表 一湊小 山下教頭 |
取り組み発表 屋久島高等学校 |
取り組み発表 アンドリューさん |
そして、午後には、海洋プラスチックごみ問題に当事者として取り組む金岳中の発表があり、発表を行った金岳中一年貴舩桃さんは発表の中で「人間が作り出したゴミは人間がどうにかしなくてはいけない」と述べ、海洋ごみ問題について発信してくれました。
取り組み発表 金岳中学校 |
漂流ごみで作成したSDGsのロゴ |
最後に、慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス 環境情報学部准教授 長谷部葉子先生による記念講演「ここ屋久島からこれからの世界(未来)を考える」の演題で、これから求められる人材とはどんな人材なのか、長谷部先生のこれまでの経験を基に、御講演いただきました。コロナ下での開催ということもあり、計画を直前まで変更せざる負えない状況となりましたが、無事に大会を終えることができました。
長谷部葉子先生による記念公演 |
多くの御協力をいただいた全ての皆様にお礼を申し上げます。
報告書が完成しました。「世界自然遺産に学ぶ屋久島の教育」56ページよりご確認いただけます。
ー お知らせ ー 本サミットのテーマソング『 ‐ incomplete – 』は、町内在住のミュージシャン岩切 さんに、作詞・作曲していただきました。今後、屋久島SDGs のテーマソングとして活用していく予定です。 |
このページに関するお問い合わせ先
屋久島町教育委員会 教育総務課
(屋久島町役場 本庁舎内)
〒891-4292 熊毛郡屋久島町小瀬田849番地20
TEL 0997-43-5900
FAX 0997-43-5905
メール kyouiku@town.yakushima.kagoshima.jp