米軍機オスプレイの捜索救難活動等について[令和6年3月21日更新]

米軍機オスプレイに関する「令和6年 第1回 屋久島町議会定例会 追加行政報告」について(令和6年3月21日)

 3月21日に開催された令和6年第1回屋久島町議会定例会において、米軍機オスプレイに関する追加行政報告を行いましたので、以下に内容をご報告いたします

[以下、荒木町長による追加行政報告]
 3月12日に、福岡アメリカ領事館首席領事らが来庁され、オスプレイ救難救助への協力に謝意が示されたところです。
 また、米軍が令和6年3月8日にプレスリリースした、オスプレイの運用停止措置の解除についての経緯説明を九州防衛局から受け、現在、事故調査は進行中で説明できないこともあるが、屋久島沖での事故は、部品の不具合が原因であり、その部品を特定している。このことから、その不具合部品の改善と、安全確認の変更によって、運航の安全が確保できるため、解除に至ったとのことでした。なお、この発表は、防衛省も同じオスプレイを運用しているため、米軍から詳細な情報提供受け、前例のないレベルでやりとりを行い決定したとのことです。
 また、事故周辺海域の水質検査等の環境影響調査は、現在、分析中で3月末の終了に向けて進めていることも説明を受けたところです。
 私は、口頭ではありましたが、再び、命を落とす事故が起きないよう、万全
の安全対策を講じるよう強く求め、不要に屋久島近隣を飛行してほしくないこと、正式な事故調査結果や飛行スケジュールの情報提供を要請したところです。
 
さらに、九州防衛局が、3月14日に再び来庁し、飛行再開についての説明がなされました。先日の説明のとおり、事故原因を特定し、その原因対策に対する安全対策を講じることで安全に再開できると判断していることを理由に再開することとなった。また、14日に沖縄において飛行を再開したことについては、空港周辺での安全対策の教育を目的にしたものである、今後段階的に任務に復帰する予定とのことでした。
 私からは、安全が確保されていると言えど、町が要請している事故調査や環境影響調査の結果報告がなされず、未だ町民にも不安や不審があるにも拘わらず、いわば、詳細が分からず、うやむやに了解したとは言えない。不要に屋久島近郊での飛行がないよう要請したところです。

 

 

米軍機オスプレイの墜落事故における捜索活動終了にあたって
(令和6年1月15日)

 令和5年11月29日に発生した、米軍機オスプレイの墜落事故における捜索活動が令和6年1月12日に米軍捜索部隊の撤収を以てすべて終了いたしました。

 亡くなられた8名の方のご家族、そして関係の皆様に対しまして心から哀悼の意を表します。

 これまで、事故にあわれた米国人の捜索発見が最重要と考え、救助捜索活動に町として出来る協力をしてきたところですが、残された行方不明者の発見に至らなかったことにつきましては大変残念に思います。

 さて、今回の事故発生につきましては、国内において初のオスプレイによる死亡事故ということで、これまでのオスプレイ機に対する不安の声等を踏まえて、今回の事故原因の究明、再発防止に特段の取り組みを求めます。軍事上の機密また、日米地位協定の問題などがあり難しい側面もあるかもしれませんが、情報の共有を通して国家間はもとより、地域対国そして住民間での信頼関係の構築を進めることができると思います。今回海上への墜落ということで、失われた命があったことは大変残念ではありますが、一般の方の生命財産に直接的な損害が無かったことは不幸中の幸いでありました。

 現在、本町においては屋久島空港の滑走路延伸の事業化へ向け取り組みを行っております。屋久島空港は純然たる民生空港でありますので、利用する方々の安全が最も優先されるべきものであります、過年発生いたしました能登空港での重大インシデント、今回の事故そして羽田での航空機衝突事故等を考えますと、遠隔化が進む航空管制について安全性の確保のために人的配置の必要性を強く感じています。

 最後に、様々な違いを超えて互いを思い合うことができれば世界恒久平和の達成も夢ではないと思います。今回の件に対する町民の皆様の捜索協力並びに炊き出しや差し入れなどの対応は、その一歩ではなかったかと思います。物心両面でご支援いただきました町民の皆様はじめ関係各位に感謝申し上げます。

 

 令和6年1月15日

屋久島町長 荒木 耕治

 

 

米軍オスプレイの捜索救難活動に関するお知らせとお願い

 11月29日に発生しましたオスプレイ墜落事故により、米軍、海上保安庁、自衛隊等が町内全域で、行方不明者の捜索活動を行っています。
詳しい捜索の状況については、防衛省統合幕僚監部ホームページ(https:/www.mod.go.jp)をご覧ください。
また、墜落事故で発生したと思われる漂流物を発見した場合は、手で触れずに、役場、警察署、消防等へお知らせください。
皆さま方には、大変ご迷惑をおかけしますが、ご理解・ご協力をお願いします。

 

 

米軍オスプレイの捜索救難活動に係る町施設の使用状況について

施設名称 使用状況 使用期間
安房体育館 陸上自衛隊が活動拠点として使用 11/29~12/9 ※全て撤退
小瀬田公民館 陸上自衛隊が活動拠点として使用 11/30~12/9 ※全て撤退
長峰生活館 陸上自衛隊が活動拠点として使用 11/30~12/9 ※全て撤退
永久保生活館 陸上自衛隊が活動拠点として使用 12/5~12/9 ※全て撤退

 

今後の活動予定について

掲載日:1/12
防衛省より以下の通り情報提供がありました。
・米軍オスプレイの捜索・回収活動については、一連の活動を終了することになります。
・なお、米側においては、現在、残りの現地連絡所の米軍要員の撤収に向け必要な作業を進めているところです。
町ホームページへの掲載はこれが最終報となります。

掲載日:1/11
防衛省より以下の通り情報提供がありました。
・明日(1/12)、サルベージ船が入港し、必要な作業を行なった上で出航することとしています。
・これに伴い、漁業自粛エリアは解除となりますので、その旨を屋久島漁業協同組合にもお伝えします。

掲載日:1/7
防衛省より以下の通り情報提供がありました。
・サルベージ活動の再開に向けて、現在、米側において準備を進めており、天候等にもよりますが、近日中にサルベージ船の入港及びサルベージ活動の再開が見込まれます。
・サルベージ活動の詳細が固まれば、具体的な日程等について屋久島漁業協同組合にもお伝えしたいと考えています。

掲載日:12/22
防衛省より以下の通り情報提供がありました。
・サルベージ活動の開始に向けて、現在、米側において具体的な日程・作業方法等の検討を進めており、天候等にもよりますが、近日中にサルベージ船が入港し、その後必要な準備を経て来週にもサルベージ活動が開始される見込みです。
・サルベージ活動の段階においては、漁業自粛エリアを縮小する方向で調整中です。サルベージ活動の詳細が固まれば、具体的な日程や範囲を確定し、屋久島漁業協同組合にもお伝えしたいと考えています。

掲載日:12/19
12/19に報道でありました引き上げに向けた作業予定につきましては、現在防衛省に確認中です。新たに情報が入り次第ホームページにてお知らせします。

 

 


このページに関するお問い合わせ
屋久島町 総務課 情報防災係
〒891-4292 熊毛郡屋久島町小瀬田849番地20
TEL 0997-43-5900
FAX 0997-43-5905
メール soumu@yakushima-town.jp​

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