明けましておめでとうございます。
　町民の皆様におかれましては輝かしい新年をお迎えのことと心からお慶び申し上げます。

　昨年は、新型コロナが猛威を振るい、本町でもクラスターの認定がされる事態も発生いたしましたが、大きな広がりには至らずに済みました。これも多くの町民の皆様のご協力の賜物と感謝申し上げます。
　町といたしましてもコロナ禍への対策として独自の事業者支援や、まちなかチケットの配布などに取り組んでまいりましたが、今後も適宜適切な対応をとってまいります。重症化リスクの軽減と日常生活を取り戻すための効果が期待されておりますワクチン接種も今月から３回目の接種が開始されます。一日も早く日常が戻ってくることを願ってやみません。

　また本年は、世界自然遺産登録30周年を来年に控え、これまでの地域づくりへの取り組みの振り返りと次の30年に向かっての検討をする重要な年になると考えています。新型コロナのまん延も人類に対しての地球からのメッセージだと捉える方もいらっしゃいます。これまでも本町の基本姿勢でありました、「自然との共生・循環」は、今まさに地球的命題としてクローズアップされています。　本町の持続可能性はまさに地球からの啓示に応えるものと捉え、島の持つ価値と責任をしっかりと認識し、明るい未来を支える地域づくりへの取り組みを進めてまいります。

　本年も町民の皆様のご協力とご支援をお願い申し上げますとともに、皆様のご健勝とご多幸をお祈り申し上げまして、新年のご挨拶とさせていただきます。

　令和４年１月４日

屋久島町長　荒木　耕治